Q. 骨折からもう2ヶ月たっています。手遅れですか?
日数だけでは決まりません。骨がうまく固まらないまま痛みが続いている場合には、時間がたっていても手術で助けられることがあります。判断できるのは画像だけですので、「もう遅いだろう」と自分で決めずに、整形外科でご相談ください。
Q. 85歳の親でも受けられますか?
年齢そのものより、心臓や肺など全身の状態、骨折前にどのくらい動けていたか、そしてご本人の気持ちが判断の中心になります。体への負担が少ない手術であり、高齢の方にも広く行われています。主治医に「手術をした場合と、しなかった場合で、この先の生活はどう違いそうですか」と聞いてみると、話が具体的になります。
Q. 骨セメントは、体に悪くないのですか? 一生もちますか?
骨セメントは長年整形外科の手術で使われてきた医療用の材料で、体の中で短時間で固まり、そのまま椎体を支える柱として働き続けます。体の中で溶けて流れ出したり、すり減ってなくなったりするものではありません。リスクは主に注入時の漏れであり、上でお話ししたとおりです。
Q. 手術のあと、MRI検査は受けられますか?
骨セメントやチタン製の器具は、一般にMRI検査の妨げにならないことがほとんどです。ただし、検査の可否は器具の種類や検査条件によって判断されますので、手術を受けたことを検査前に必ず申告し、主治医と検査を行う施設に確認してください。
Q. 手術をすれば、骨粗鬆症の治療はやめられますか?
やめられません。セメント手術が支えるのは折れた椎体であって、骨粗鬆症そのものは続いています。次の骨折を防ぐために、骨粗鬆症の治療を続けることが、手術になってもならなくても、いちばんの備えです。
Q. コルセットはもう要らなくなりますか?
手術のあとも、しばらくコルセットを併用することがあります。期間や必要性は骨折の状態によって変わりますので、主治医の指示に従ってください。コルセットとの付き合い方はこちらの記事にまとめてあります。